低辺女とは?
Web広告で衝撃的なコマを見かけて気になった人も多いであろう漫画『底辺女デスライブ』。 「底辺女(ソコジョ)」と呼ばれる崖っぷちの女性たちが、命を懸けて殺し合いをするという、いかにも現代的なデスゲーム作品です。
インパクトのあるタイトルと設定に惹かれて読んでみましたが、正直に言うと今回はかなり辛口のレビューになります。
「広告で気になっているけど、実際どうなの?」
「課金して読む価値はある?」
と迷っている方に向けて、本作のネタバレ感想と率直な評価をまとめました。

広告漫画問題については、いろいろ思うところもあるので、別の記事を作ろうと思います。
追記:更新しました👇️
あらすじ
主人公は、銀行員として働きながらも自分の人生に価値を見いだせず、死を望んでいる女性・幸(さち)。周囲からは「メンヘラ」と揶揄され、孤独な日々を送っていた。 ある日、彼女は突如として拉致され、見知らぬ会場で目を覚ます。そこに集められていたのは、彼女と同様に社会の底辺や闇を抱えた女性たちだった。 主催者から告げられたのは、配信視聴者を楽しませるためのデスゲームの開始。拒否すれば首輪が爆発するという極限状況下で、女たちの醜い争いが幕を開ける。

今の時代、銀行に入社できた時点で勝ち組なのでは?!
底辺女デスライブ

集められた参加者は、主人公を含めて計12名。そのラインナップはまさに「訳あり女性」の見本市です。
- メンヘラ(主人公)
- 喪女
- 風俗嬢
- 港区女子
- 地下アイドル
- エロ漫画家
- 整形中毒
- ホスト狂い
- キャバ嬢
- ババア
- パチンカス
- 熟女ホステス
彼女たちの首には爆弾付きの首輪が装着されており、強制的にゲームに参加させられます。 ゲームの内容は、脱衣あり、暴力あり、精神的なマウント合戦ありの何でもござれ。敗者には「ドッグフードを食べさせられる」といった屈辱的な罰ゲームや、最悪の場合は死が待っています。 配信の向こう側にいる視聴者の欲求を満たすため、プライドと命を懸けたサバイバルが展開されていきます。

確かに設定は面白そうだし、掴みは悪くないです。
底辺女デスライブの感想・評価
感想① 「This is 広告漫画」設定倒れの安っぽさ
本作を読んで最初に抱いた感想は、「ああ、よくあるWeb広告用の漫画だな」というものでした。
最近の電子書籍サイトでは、過激なシーンやキャッチーな設定だけを切り取って広告に流し、クリックを誘う手法が流行っていますが、本作はその典型例と言えます。 「底辺女」というパワーワードや、過激なデスゲームという設定自体は興味を惹きます。しかし、実際に中身を開いてみると、ストーリー展開があまりにも「安い」のです。
「とりあえず過激なことをさせればいいだろう」
「とりあえずデスゲームの形式を取っておけば読まれるだろう」
という制作側の意図が透けて見えてしまい、物語としての深みや必然性が感じられません。
漫画としての画力も、線が細すぎて迫力不足です。
エロやグロ描写を売りにしているはずなのに、画力が追いついていないため、興奮も恐怖も中途半端。 「おかず」として楽しむには魅力が足りず、サスペンスとして楽しむには構成が雑すぎる、というどっちつかずな印象を受けました。

内容か画力か、どっちかだけでも良いんだよ
感想② 12人のキャラが「記号」で終わっている
デスゲームものの醍醐味は、極限状態に置かれたキャラクターの人間ドラマや、過去の掘り下げにあります。 しかし本作は、せっかく12名もの個性的な属性(港区女子、整形中毒など)を用意しているにもかかわらず、それらが単なる「記号」で終わってしまっています。
「なぜ彼女たちがここに集められたのか?」
「過去にどんな壮絶なドラマがあったのか?」
といった背景描写が希薄で、「とりあえず設定されたキャラが、設定通りの行動をしているだけ」に見えてしまうのです。
性格の悪いキャラがテンプレ通りのマウントを取り、主人公がおどおどしながらも生き残る。 ペルソナ(読者ターゲット)がどこにあるのかも不明瞭で、感情移入できるキャラクターが一人もいないまま、淡々とゲームが進んでいきます。
銃で頭を撃ち抜くようなショッキングなシーンも、積み重ねがないため「はい、●にましたね」という感想しか出てきません。

棒人間はキャラじゃねー!!
感想③ インパクト重視で中身が伴わない虚無感
口コミサイトなどを覗いてみると、星5の高評価をつけている読者もいます。 その多くは「広告のインパクトに惹かれた」「設定が現代的で怖い」といった、「つかみ」の部分を評価している声でした。
確かに、「試し読み」や「広告」の数ページだけで判断すれば、刺激的で面白いテーマに見えるかもしれません。しかし、漫画好きとしてある程度読み進めていくと、そのメッキが剥がれていく感覚を覚えます。 敗者にドッグフードを食べさせるような悪趣味な描写も、物語上のカタルシスに繋がっておらず、ただただ不快感を煽るだけの演出になってしまっています。
「漫画って、もっとこう、構成や演出で読ませるものじゃないの?」
読み終わった後に残るのは、そんな虚無感と、「自分の中での漫画へのハードルが上がりすぎているのだろうか?」という自問自答でした。 暇つぶしにサクッと刺激物を摂取したい人には良いかもしれませんが、作品としての質を求める人には厳しい内容です。

期待してるからこそ、辛辣な意見になるんやで
まとめ
総じて評価するなら、「インパクトのみの広告漫画」です。
タイトルや設定の引きは強いものの、画力・構成・キャラクター描写のすべてにおいて、デスゲーム漫画としてのクオリティには達していないと感じました。
ただ、怖いもの見たさで「どれくらいひどいのか見てみたい」という需要はあるかもしれません。ある意味、現代のWeb漫画バブルの象徴のような作品と言えるでしょう。
自分が読んでないだけで、まだまだもっと酷い漫画なんて星の数ほどありそうですね。
もし読むなら、過度な期待はせずに「こういうジャンルもあるんだな」くらいの軽い気持ちで挑むことをおすすめします。

それでもたまに当たりがあるから買っちゃうんだよね
管理人的な評価とメモ
★☆☆☆☆(1.3/5) 低評価😇 今後はこういう漫画は避けたいぜ。
メモ
ちょっとマニアックな漫画を狙うと、当たりハズレも多いですね。
現在、デスゲーム漫画を100作品読むという企画をしています。これで5作品目ですが、今の探し方は、電子サイトで「#デスゲーム」で検索し、ヒットした漫画をとりあえず読んでみるという感じですが、この方法だとハズレを引く確率が相当多くなりそうなので、ちょっとやり方を検討してみます。




コメント