【なれの果ての僕ら】1巻ネタバレ感想!同窓会で試される「善性」と暴露される人間の本性

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デスゲーム漫画100選

漫画:成れの果ての僕ら

どうも、ジョージです。

今回は、週刊少年マガジンで連載され、実写ドラマ化も話題となったサスペンス漫画『なれの果ての僕ら』の第1巻を取り上げます。

よくあるデスゲーム設定かと思いきや、本作が描くのは単なる殺し合いではなく、人間の「善性」を問う心理実験でした。

派手なアクションよりも、じわじわと精神を削ってくる心理戦が好きな方には刺さる一作です。1巻のネタバレを含みつつ、その独特な魅力と考察を語っていきます。

ジョージ
ジョージ

このタイプのデスゲは初めてかも

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あらすじ


舞台は、四ノ塚小学校の元6年2組による同窓会。主人公のネズ(真田透)をはじめとする27人の元クラスメイトは、母校に集まり再会を喜んでいました。しかし、それは全て仕組まれた罠でした。

首謀者は、クラスメイトの一人であり、かつては目立たない存在だった夢崎みきお。彼は全員を教室に監禁し、ある目的を宣言します。それは、「極限状態において、人の善性はどれだけ保てるのか」を試す実験を行うこと。逃げ場のない校舎で、52時間にわたる狂気の「授業」が幕を開けます。

なれの果ての僕ら 1巻

第1巻では、みきおによる実験の最初の課題として「毒の回し飲みゲーム」が描かれます。

ルールはシンプルかつ残酷です。指名された人物が毒を飲み、次の指名された人物が毒を飲むことで、前の人への解毒剤が渡されるというもの。つまり、「自分が助かるためには、誰かに毒を飲ませなければならない(誰かを犠牲にしなければならない)」というリレーです。

この極限状態で、クラスメイトたちの隠された過去や人間関係が次々と露呈していきます。かつてのいじめっ子といじめられっ子の関係、表向きは優等生だった委員長の裏の顔など、大人になった彼らの仮面が剥がされ、教室は疑心暗鬼の渦に飲み込まれていきます。

感想・考察:肉体的な死よりも怖い「社会的死」

感想① 命よりも「秘密」を握られる恐怖

本作が他のデスゲーム漫画と一線を画しているのは、単に「死ぬか生きるか」の恐怖だけでなく、「秘密を暴露される」という精神的な恐怖に重きを置いている点です。

1巻で特に印象的だったのが、毒のリレーにおける委員長のくだりです。一見すると真面目で人望がある委員長ですが、実は過去に陰湿ないじめを行っていました。ゲームの順序として、かつて彼がいじめていた女子生徒が、彼の命(解毒剤)を握る形になります。

彼女が毒を飲まなければ委員長は死にますが、飲む条件として過去の悪事の暴露や謝罪が絡んでくる。結果として命は助かったとしても、クラス全員の前で「裏の顔」をバラされるという、ある種の社会的な死が待っています。物理的な暴力以上に、こういったドロドロとした人間関係や復讐心、欲望が絡み合う「ギスギス感」こそが本作の真骨頂であり、読んでいて胃が痛くなるような面白さがあります。

ジョージ
ジョージ

ゲームそのものより、暴露される方が後々効いてきそうな感じ、面白くなるフリとしては合格よね。

感想② 「クラスメイトが犯人」という異質な緊張感

通常のデスゲームでは、謎の運営組織や未知のバケモノが敵であることが多いですが、本作の敵は「生身のクラスメイト(夢崎みきお)」一人です。

冷静に考えると、「27人もいるなら全員で飛びかかれば制圧できるのでは?」というツッコミどころは確かにあります。しかし、みきおは周到な準備と武器、そして何より「人の心を操る話術」によって、集団をコントロールしていきます。

「あいつには逆らえない」「誰かが裏切るかもしれない」という心理的な枷(かせ)を嵌めることで、数の有利を無効化していく過程は、心理サスペンスとして非常に興味深いです。圧倒的な武力でねじ伏せるのではなく、知能と狂気で支配するという構図が、物語に独特のリアリティと不気味さを与えています。

感想③ 派手さはないが、噛めば噛むほど味が出る「スルメ系」

正直なところ、1巻を読んだ時点では「衝撃的な大傑作!」という派手なインパクトは薄いかもしれません。アクション要素も少なく、会話や心理描写のテキスト量が多いため、テンポ重視のデスゲーム好きには少し物足りなさがあるでしょう。

しかし、本作はいわゆる「スルメ系」の漫画だと感じました。読み進めていくうちに、各キャラクターの背景が複雑に絡み合い、みきおの真の目的が見えてくるにつれて、じわじわと面白さが増していくタイプです。週刊少年マガジン連載作ということもあり、画力や構成のクオリティは安定して高く、ドラマ化されるのも納得の骨太なストーリーがあります。

ジョージ
ジョージ

個人的には、もう少しファンタジー要素のあるデスゲームの方が好みだけど、こーゆうリアル路線の心理ゲーム系も悪くないですね。

まとめ:倫理観を揺さぶる実験の行方

『なれの果ての僕ら』1巻は、派手な殺戮よりも、人間の内面にある醜さや脆さを丁寧に描いたスタートでした。

極限状態で人は「善」を貫けるのか、それとも自分のために他者を蹴落とすのか。この実験の結末には、単なる生存競争以上のメッセージが込められていそうです。一気に読み進める手が止まらなくなるというよりは、一話ごとに考えさせられる深みのある作品。ミステリーや心理戦が好きな方は、ぜひこの狂気の同窓会に参加してみてください。

管理人的な評価とメモ

★★★★☆(3.1/5) 好評価☺️

メモ

読みやすいし、展開的にもスラスラ読めそう。全8巻だし、読みやすいですね。

実写化されて連ドラにもなっているし、少年マガジンの連載漫画なので、クオリティは間違いないですね。ただ個人的には、もう少し漫画っぽいファンタジー要素が絡むデスゲが好きですかね。心理系よりも、能力とかホラーの方が好みなのかも。

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